SE Awards of the World 2013 開催レポート

お客様に安心して製品をご利用いただけるよう、日夜現場でサポート活動を続けるサービスエンジニア(以下SE)たち。SE Awardsは、お客様に向き合うSEの向上心を高めると共に、お客様へ高品質でかつ均一なサービスを提供することを目的として企画され、2008年より日本のSEを対象に開催されています。開催5年目となる今回は、Roland DG Careの活動を世界レベルで向上させることを目的として、初の世界大会「SE Awards of the World」を実施。世界中から選抜されたSEの精鋭20名が浜松本社に集いました。参加したSEは、真剣な面持ちで各課題に臨み、日頃の業務を通じて培った技能と知識をいかんなく発揮し、初代ワールドチャンピオンの座を競いました。
実施日時:2013年10月28日~10月30日
審査内容:当社プリンター製品に使われているインクジェットヘッドの交換や、故障した製品の復旧の実地試験と、ハードウェアやソフトウェアに関する知識を問う筆記試験を通じて行われ、それぞれの課題をいかに正確に、効率よくこなすかという観点から審査されました。

審査内容

Mission 1 基礎編 制限時間:30分

基本作業とも言えるインクジェットプリンターのヘッド交換作業の試験。エントリー者も審査側に加わるという方式をとり、世界中から集まった精鋭たちの仕事ぶりに注目していました。

  • ミッション1の様子(写真1)
  • ミッション1の様子(写真2)
  • ミッション1の様子(写真3)

Mission 2 応用編 制限時間:30分

お客様のもとを訪問するという設定で、故障の原因をいちはやく究明し、プリンターを正常な状態に戻す課題が行われました。

  • ミッション2の様子(写真1)
  • ミッション2の様子(写真2)
  • ミッション2の様子(写真3)

Mission 3 専門知識編 制限時間:100分

あらゆる分野から10の難問が出題されました。各10分という短い制限時間の中で、ハードウェアやソフトウェアに関する幅広い知識が試されました。

  • ミッション3の様子(写真1)
  • ミッション3の様子(写真2)
  • ミッション3の様子(写真3)

表彰式

浜名湖畔のホテル内の会場にて、優勝、2位、3位の表彰が行われたほか、エントリー者全員に記念の楯が贈られました。

  • 表彰式の様子(写真1)
  • 表彰式の様子(写真2)
  • 表彰式の様子(写真3)

入賞者紹介

第1位第1位:Yannig Van de Wouwer氏
Yannig Van de Wouwer氏
Roland DGエンジニア歴: 9年
ベルギー販売店Pantoon社
コンテストに参加するにあたってあらゆる準備をしてきましたが、チャンピオンになることは予想していませんでしたので、発表されたときは信じられませんでした。ただ何事も中途半端は嫌いなので、何かをするときには全力で臨みます。今回も、その姿勢が評価されたのだと思います。コンテストの最中に、私の知識外のことが問われましたし、後で振り返ってもっと上手くできたと思うようなことがありました。まずはそういった点からクリアにしていきたいです。
第2位第2位:Paulo Branco氏
Paulo Branco氏
Roland DGエンジニア歴: 27年
ポルトガル販売店Dataplot Ⅱ社
ポルトガルを発つときは優勝を目指して世界大会に臨みましたが、実際このような結果が出たことにたいへん驚いています。Roland DGの初期から共に働いて、もう27年になります。今までの経験があったからこそ、この順位を勝ち取れたのだと思います。日々の業務で一番大切にしていることは、全力を尽くし、お客様を満足させることです。今後の目標?そうですね、仕事人間なので、家族との時間をもっと持ちたいです。そして、Roland DGのために働き続けたいです。
第3位第3位:Daniel Thätner氏
Daniel Thätner氏
Roland DGエンジニア歴: 10年半
ドイツ販売店Tecnoplot社
とても緊張しましたが、受賞できて非常に嬉しいです。次回も出場するためにはもっと勉強しなければいけないと感じました。コンテストの問題は非常に良くできていて、決して簡単ではありませんでした。仕事の上では、正確さ、客観性、リラックスの3点を常に心がけています。今の職場でRoland DGのために長く働き続けること、3年以内にこのコンテスト参加者として日本に戻ってくること、それが目標です。