ヨーロッパ・中東・アフリカ大会(南アフリカ)
お客様に最も近い現場で日々活動するサービスエンジニア(SE)は、「高品質なサービス・サポートの提供を通じて、お客様との信頼関係を築いていきたい」というローランド ディー.ジー.の想いを体現する存在です。SEの精鋭たちが知識やスキルを競い合う技能コンテスト「Global SE Awards」は、SEの誇りやモチベーションを高めるとともに、高品質かつ均一なメンテナンスサービスを提供する「ローランド ディー.ジー.ケア」の水準をさらに高めていくことを目的としています。
2013年、2015年に続き三度目の開催となる今回は、世界各地の予選を勝ち抜いた28名の精鋭が世界大会に集い、インクジェットプリンター部門と、新設されたデンタル(歯科医療)市場向け加工機および3次元切削加工機部門の2部門でチャンピオンの座を競いました。
浜松本社で行われた世界大会には、ファイナリストたちが集い、筆記試験と実技試験に臨みました。また、知識や技能だけでなく、日頃から自身のノウハウをどれだけ他のSEに積極的に共有しているかや、オンラインシステムでの学習履歴なども審査の対象となりました。
大会初日は、製品の修理・メンテナンスに必要なマシンやパーツ、ソフトウェアなどに関する幅広い知識を問う全7問の筆記試験を実施。出場者はそれぞれ真剣な表情で取り組んでいました。
大会2日目は、出場者にとって最もプレッシャーがかかる実技試験を実施。トラブルを起こした製品を復旧する課題に取り組みました。課題には初めて直面するトラブルが意図的に盛り込まれ、限られた時間の中で的確に原因を見極めて解決する能力が試されました。
大会最終日は、浜松八幡宮内の会場で表彰式が行われ、ハイレベルかつ僅差の争いを制した各部門のチャンピオンや上位入賞者、特別賞の受賞者が表彰されました。会場では、参加者全員がお互いの健闘を称え合い、親交を深める姿が見られました。
地区大会を勝ち抜いた精鋭28名をご紹介いたします。画像をクリックして出場者のコメントをご覧ください。
アメリカ地域、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域、アジア・パシフィック地域で行われた地区大会には、過去最多となる計778名の認定SEが参加しました。知識や技能の高さだけでなく、日常的な業務の品質および自身のノウハウをどれだけ積極的に共有しているかについても評価対象とし、各地域の代表にふさわしいSEが選出されました。大会の様子をご紹介いたします。
当社は、お客様にご満足いただける高品質なサービスを世界中で均一に提供することを目的に、高い知識・スキルを有するSEを認定しています。製品の構造を深く学ぶことはもちろん、製品の設置、修理、点検およびメンテナンスを行うためのトレーニングを受講し、最終的には、確かな知識や技術を持つことを証明する基準を満たすことで、高いスキルを持つSEとして認定されます。認定に際しては、SEの日常的な業務の品質、業務に対する姿勢などにフォーカスしたポイント制に基づく評価指標を導入しています。
ローランド ディー.ジー.グループ全体でお客様に高付加価値なサービスを提供するために、世界中のSEがオンラインで協力できる体制を整えています。SE向けのオンラインシステムは、サービス・メンテナンスに関する最新情報をはじめ、SEがそれぞれの現場で培った知識やノウハウを共有できるコミュニティや、修理・メンテナンスに不可欠な製品・ソフトウェアの知識・作業手順・ノウハウを学ぶことができる学習システムなどを備え、効果的な情報共有やスキルアップをサポートしています。