スペースジムニー

“浜松から宇宙へ” スズキ歴史館でコラボイベント

2024年12月25日 企業活動, デジタルプリンティング

当社は12月8日、スズキ株式会社株式会社ALTILANと共同でイベント「浜松から宇宙へ~スペースジムニーで飛びだす宇宙の旅~」を開催しました。イベントでは宇宙への探求心や好奇心をイメージしたラッピング車両「スペースジムニー」の展示やドライビングシミュレーターを使った月面でのスペースジムニー運転体験、オリジナルステッカー製作などを実施。盛りだくさんのコンテンツに、大勢の家族連れでにぎわいをみせました。
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子どもから大人まで宇宙のワクワクを体験

イベントはスズキ歴史館(浜松市中央区)の1Fで開催。通常時のスズキ歴史館の来場者数を上回る、500名以上の来場者数を記録し、スペースジムニーの前で写真を撮ったり、ドライビングシミュレーターでスペースジムニーを月面で走行させたり、ALTILANブースで宇宙について学んだりと子どもから大人まで宇宙の魅力やワクワク感を味わいました。

さらに当社は溶剤インクジェットプリンター「VersaSTUDIO BN2-20」を会場に用意し、オリジナルステッカーの製作を行いました。Antigro Designer社のウェブアプリ「Sticker Builder」で自分の顔写真を宇宙服やロケットにはめ込み、ステッカーを製作できる仕組みで、自分や家族の写真を撮影し、ステッカー作りを体験。来場者は、印刷とカット機能を兼ね備えたBN2-20でオリジナルステッカーが出来上がる様子に見入っていました。印刷されたステッカーは、宇宙空間を演出した会場のバナーに貼り付け、宇宙に飛び出した気分を楽しみました。

  • ドライビングシミュレーター体験

    月面を走行し宇宙ドライブを体験

  • イベント会場の様子

    イベント会場の様子

  • スペースジムニーに乗って記念撮影

    スペースジムニーに乗って記念撮影

  • ステッカーのデザイン制作

    ステッカーのデザインを制作する来場者

  • ウェブアプリを使用

    ウェブアプリを使って顔写真をはめ込む

  • ステッカーが印刷される様子

    ステッカーが印刷される様子に釘付け

  • 会場バナー

    会場バナーにたくさんのステッカー

  • ステッカーをバナーに貼り付け

    会場バナーに自分のステッカーを貼り付け

3社コラボのきっかけ

今回のコラボイベントに至ったきっかけは、毎週水曜日に浜松市内で開催されている企業交流イベント「水曜日のヨル喫茶」での出会いでした。当社の担当者が新たな技術や人脈を求めて参加していた中、地域活性化や新規事業創出を目指し、浜松の企業の技術や知見、強みを生かしたコラボが決定。スズキ株式会社はジムニーや会場の提供、株式会社ALTILANは宇宙ビジネスおよび新規事業開発、システムズエンジニアリングの知見と経験を生かしたイベント企画・プロジェクトマネジメント、そして当社はプリント技術の提供という役割を分担しイベントに向け企画を進めてきました。

スペースジムニーは3社がアイデアを持ち寄って検討したデザインコンセプトを元に、KUVEL DESIGNクリエイティブディレクターの赤堀宙斗さんが最終デザインを制作。子どもたちに宇宙のワクワクを感じてもらえるようなデザインにこだわり、ロボットや宇宙船をイメージさせる緻密なデザインにしました。
制作したデザインは、市内ユーザーの有限会社キヨシ看板店様によって、車体にラッピング。当社製のレジンプリンター「TrueVIS AP-640」で出力したシートを、高い技術を持った職人が丁寧に車体に貼り付けていきました。
ラッピングが完了したジムニーを前に赤堀さんは、「デザインでこだわった錆や汚れ感など細部まで忠実に再現されていて、イメージしていたものが形になり感慨深い」と満足していました。赤堀さんは、スペースジムニーのロゴステッカーのデザインも担当し、宇宙を学ぶコーナーでアンケートに回答いただいた来場者へ配布しました。

  • KUVEL DESIGNクリエイティブディレクターの赤堀宙斗さん

    KUVEL DESIGNクリエイティブディレクターの赤堀宙斗さん

  • カーラッピングの施工の様子

    スペースジムニーのラッピングの様子

  • 来場者からのコメント

    来場者からは「月に行ってみたい」など宇宙への夢を語るコメントが寄せられました

  • スペースジムニーのロゴステッカー

    スペースジムニーのロゴステッカー

さらなる可能性

浜松の企業3社がそれぞれの強みを生かし実施した今回のイベントには、このイベントをきっかけにスズキ歴史館を初めて訪問した方から、スズキファン、さらには、地元メディアや3社社員まで、多くの方にご来場いただき、幅広く関心を持っていただけるものとなりました。来場者からは「子どもも大人も楽しめた。ぜひ次回も開催して欲しい」との声をいただきました。当社の担当者は「浜松地域の企業と、当社の強みを生かして連携していきたいという思いが形になった。新規事業を生み出すためのオープンイノベーションの推進や、地域活性化のために若手を中心に地元企業の魅力を発信し続けたい」と意気込みを語りました。

2025年1月には、3社で浜松市内の小中学校へスペースジムニーで訪問し、宇宙やその可能性をテーマに講演会を実施する予定です。子どもたちに宇宙の魅力やワクワク感を伝え、夢を育むきっかけを提供できることを大変うれしく思います。これからも地域活性化に貢献する活動を続けてまいります。

  • 3社コラボイベントのメンバー

    3社コラボイベントのメンバー

  • 会場バナーの前で記念撮影

    スペースジムニーのバナーの前で記念撮影