横浜トリエンナーレ オリジナルグッズ開発ワークショップに協力しました
2024年02月28日 企業活動, デジタルプリンティング
2024年3月、横浜市で3年に一度の現代アートの国際展「第8回横浜トリエンナーレ」が開幕します。開幕に先駆けて、一般参加型のグッズ開発ワークショップが行われました。当社は最新のUVプリンター「VersaSTUDIO BD-8」を提供し、未来のクリエイターたちのアイデアを形にするお手伝いをしました。
横浜トリエンナーレ オリジナルグッズ開発ワークショップ
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会、NTT東日本、株式会社NTT ArtTechnology
テクニカルサポート:株式会社デジタルファブリケーション協会、ファブラボ神田錦町
ワークショップは、公募で選ばれた高校生から70代まで幅広い世代の35名が参加しました。初対面で結成したチームで、第8回横浜トリエンナーレのテーマ「野草:いま、ここで生きてる」を題材にしたグッズの企画・試作品の制作に取り組み、商品化を目指して審査会に臨みました。
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デジタルファブリケーションでアイデアを実現
1月20日・21日に行われた試作品制作セッションでは、各チームが専門スタッフの支援を受けながら、UVプリンター、レーザーカッター、3Dスキャナー、3Dプリンターなどのデジタルファブリケーション(デジタルデータを活用したものづくり)機器を駆使し、試作品を完成させました。
当社は長年にわたり、デジタルファブリケーションを手軽に始められる製品を開発し、ものづくりの楽しさを広めてきました。現在、コンパクトで使いやすく、導入しやすい価格のデスクトップ製品を「VersaSTUDIO」ブランドで提供しています。
「BD-8」はVersaSTUDIOブランド初のUVプリンターで、コンパクトなデスクトップサイズながらアクリルや紙、布地などに直接印刷できます。今回のワークショップが目指したのは、参加者のアイデアをすばやく形にすることで、それはVersaSTUDIOのコンセプトそのものです。そこで、ワークショップへの協力の一環として、BD-8を提供しました。BD-8はインクをUV光で瞬時に硬化させるため、印刷後すぐに別の工程に進むことが可能で、試作に最適です。
参加チームは、事前に用意したスケッチや写真などを元にしたデザインデータをBD-8でアクリルパーツや外装の紙箱、布地などに印刷し、それぞれが思い描いたアイデアを形にしていました。
2月4日に行われた審査会では、参加チームがそれぞれの企画や試作品をプレゼンテーション。最優秀賞に選ばれた作品は商品化され、「未来のクリエイターグッズ」として会期中にマリンタワー2F「マリンタワーショップ」他で販売されます。また、最優秀賞の作品以外も参加チームの企画や試作品が同2F特設コーナーで展示されるとのことです。多彩なアイデアに触れるお出かけをしてみませんか。
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参加者はデジタルファブリケーション機器に初めて接した方が多く、「新鮮でとても楽しかった」「自分の技術が追いついていなかったアイデアを実現できた」「UVプリンターがあることで、商品イメージとほぼ同じプロトタイプをつくれた」という声が寄せられました。ワークショップでは、より魅力的なものを作りたいという参加者の熱意を強く感じました。UVプリンターを通じて、イメージを形にするお手伝いができ、その楽しさやワクワク感を共有できたことをうれしく思います。