DG DIMENSE製品販売へ 海外子会社向け研修を実施
2024年02月20日 企業活動, デジタルプリンティング
ローランド ディー.ジー.は2024年2月5日から7日、海外販売子会社向けの研修「DIMENSE Product Training」を開催しました。今回は、欧米エリア向けに続き、アジアパシフィック地域の販売子会社の担当者が出席しました。DG DIMENSEの製品への理解を深め、その付加価値を各地で提案できるようにすることが目的です。研修では製品概要などの講義のほか、「Dimensor S」の実機を用いたトレーニングを実施。 DIMENSEソリューションを初めて取り扱う当社グループ従業員が、その理解を深め、モチベーション向上を図りました。
DG DIMENSEは、昨年10月に当社がリトアニアで設立した合弁会社。同社が販売するプリンターDimensor Sはフルカラー印刷とエンボス加工を一つの工程で実現し、壁紙をはじめとする多彩なインテリア装飾に活用できます。当社は壁紙印刷のデジタル化の拡大が見込まれることから、合弁会社を設立し本格的に参入しました。
Dimensor Sの実機を用いたトレーニングでは、仕組みや構造を解説したほか、メディア※のセットアップ方法などの操作から実際に印刷する工程までを実演。出席者はDimensor Sを入念に確認していました。
また、Dimensor Sでエンボス加工したメディアに、市販の塗料をへらなどで塗るハンドペイントを施すことで、デジタル印刷と手作業によるクリエイティブを融合させ、表現の付加価値を高めることができます。研修では出席者が実際に塗装用具を手に取り、独特な演出方法を体感しました。
本社新社屋エントランスの展示スペースに飾られたDimensor Sを活用した壁面装飾作品も紹介。研修出席者は、印刷とハンドペイントそれぞれの壁面装飾を間近に見て、質感や色合いを細部まで観察しました。
当社グループでは今後、DG DIMENSEが生み出す新しい付加価値を世界中のお客様に提案していくことで、壁紙印刷のデジタル化などデジタルソリューションでインテリアデコレーション市場での活躍の場を広げてまいります。
※印刷用紙のこと