DG DIMENSEの壁面装飾作品が新本社に登場
2023年11月22日 企業活動, デジタルプリンティング
当社の子会社UAB DG DIMENSEの壁紙ソリューションブランド「DIMENSE™」の技術を体感できる壁面装飾が、新本社の展示スペースなどに華を添えています。
壁紙のエンボス加工とカラー印刷を同時に実現するDIMENSE™
当社はリトアニアの壁紙用商材の製造販売会社UAB VEIKAの子会社であるUAB Dimense print社の株式を取得し、今年10月に新たな子会社UAB DG DIMENSEを設立しました。
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この度、11月1日に営業を開始したばかりの新本社にお越しいただくお客様や従業員に、DIMENSE™のデジタル印刷による素晴らしい壁面装飾を直接体感いただくための展示を企画しました。展示作品には、インクジェット印刷とエンボス加工で仕上げたものとエンボス加工のみを施し、ハンドペイントで特別な質感を加えたものがあります。
DIMENSE™の壁紙ソリューションは、独自のインクと環境に配慮した壁紙素材の組み合わせから生まれました。環境に優しい特別なポリマー化合物から作られた壁紙素材Ecodeco™に、特殊なストラクチャーインク(透明)と水性インク(CMYK)を搭載した専用プリンターDimensor Sで印刷します。デジタルエンボッシングソリューションを生み出すEcodeco™は高温で発泡する素材(壁紙専用用紙)で、ストラクチャーインクで印刷した箇所は発泡しない特性があるため、エンボス加工とカラー印刷を同時に行うことができます。
国内最大級の5作品を展示
新本社では、エントランスの展示スペースに加えて、応接室や従業員通用口の前に新たに5作品を展示しました。DIMENSE™の壁紙を貼り付けた取り外し可能な壁面装飾で、最大のもので2,800mm✕3,200mmといずれも国内最大級の作品となっています。
展示にあたり、新本社に適したデザインをDIMENSE™の幅広いコレクションから厳選し、配色も社員でアイデアを出し合いました。
展示スペースには、エンボス加工とハンドペイントで錆のような質感を表現した作品や、カラー印刷とエンボス加工で美しいグラデーションと質感を強調した作品が展示されています。
応接室前にも、エンボス加工にハンドペイントを施した作品を展示しています。美しいゴールデンアワー(夜明け頃または日没前の地平線が輝いて見える時間帯)を表現した作品や、世界各国の言語で「WELCOME」を表現した作品もご覧いただけます。
従業員通用口前の作品では、花のモチーフに質感を加えるために、カラー印刷とエンボス加工を組み合わせました。
作品制作の舞台裏
今回展示した作品の一部は、社員たちが事前トレーニングを経て、力を合わせてペイントした、世界に一つだけの作品となっています。ペイントは、壁面フレームへの壁紙施工が完了した後に休日に集まって実施。作業には社長の田部も参加しました。ベースの色を塗り重ねた後、柄の色を塗ることで、エンボスの上に色が載ります。その後、表面を拭き取ることで独特の質感が生まれます。
本社にお越しの際は、DG DIMENSEの技術とアートの融合から生まれる素晴らしい作品をぜひご体感ください。
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ニュースリリース
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