完成したオリジナルキーホルダー

ものづくりの魅力を伝える静岡大学テクノフェスタに協力

2023年11月17日 企業活動, 3Dものづくり

11月11日・12日、静岡大学浜松キャンパス(工学部・情報学部)でテクノフェスタが開催されました。昨年に続き、当社は工学部主催のものづくりワークショップに加工機を貸し出しました。

静大祭と同時開催の研究体験イベント

浜松市に本社を置く当社には、静岡大学の卒業生も数多く在籍しています。2022年には静岡大学とネーミングライツ契約を締結し、情報学部のリフレッシュスペースが「Roland DG Lounge」として学生に利用されています。(詳細はこちら)

毎年、「静大祭 in 浜松」と同時開催されるテクノフェスタは、工学部・情報学部の研究室による子ども向けのワークショップや実験、研究の展示などを通じて、研究内容を楽しく体験できる人気のイベントです。取材日の11月11日は、前日からの雨も上がり、地域の皆さんや学生で賑わいました。

学生と子どもたちが交流するものづくりワークショップ

工学研究科・機械工学専攻の研究室は、昨年好評だった、お気に入りの写真からオリジナルキーホルダーを作るワークショップを今年も共同で開催しました。当社は昨年に続き、金属素材に写真やイラスト、文字などを簡単にマーキングできるメタルプリンター「MPXシリーズ」5台を貸出。ワークショップでは研究室の学生が指導にあたり、参加者の希望を取り入れながら一緒にデザインを作成しました。

  • 静岡大学工学部1号館

    会場となった静岡大学工学部1号館

  • オリジナルキーホルダー

    写真などをマーキングしたオリジナルキーホルダー

  • キーホルダーのデザインを作成

    写真にテキストなどを入れてデザインを作成

  • キーホルダーにマーキング

    メタルプリンターMPXシリーズでキーホルダーにマーキング

ワークショップには親子連れや進学を検討中の高校生などが参加し、目の前でデザインがキーホルダーにマーキングされる様子に見入っていました。中には、昨年のワークショップを気に入り、再び足を運んでくださった方も。子どもからは「写真がきれいなキーホルダーになってすごく楽しかった」、保護者からは「子どもがキーホルダーに合う写真を選ぶのが上手で驚きました」といった声がありました。また、高校生からは「普段接する機会の少ない機械を使うことが新鮮で楽しかったです」との感想をいただきました。

  • マーキング作業に見入る様子

  • マーキング作業に見入る様子

  • 完成したオリジナルキーホルダー

  • 友達同士でワークショップに参加

工学研究科・機械工学専攻研究室の皆さん

ワークショップを主催した工学研究科・機械工学専攻の静弘生先生(後列右から2人目)、酒井克彦先生(後列右から1人目)吉田健吾先生(後列左から1人目)と研究室の学生の皆さん

一方、指導役の学生は、「普段子どもと関わることが少ないため、最初は不安でしたが、みんなが楽しんでくれて本当に良かったです。製品の操作は事前に学生同士で練習したのでスムーズでしたし、ソフトウェアも扱いやすく感じました」と話してくれました。

静弘生先生は、「昨年のワークショップが参加者から大変好評だったため、今年も製品を貸し出していただき感謝しています。実は20年ほど前にもローランド ディー.ジー.の加工機を使ってメダルを加飾するワークショップを行いました。ものづくりを体験し、何か記念になるものを持ち帰れるプログラムを提供したいとずっと考えていましたが、今年も実現できたことをうれしく思います」と述べています。

2日間で約120組の方々にご参加いただき、ものづくりの体験や思い出を共有するワークショップとなりました。参加者や関係者の皆さま、本当にありがとうございました。