「浜松イノベーションチャレンジ2022」で優秀賞を受賞
2023年03月16日 企業活動, イベント・展示会
新規事業創発プログラム「浜松イノベーションチャレンジ2022」に、昨年度に続きローランド ディー.ジー.社員のチームが参加し、優秀賞を受賞しました。
地元企業が新ビジネスを生み出す「浜松イノベーションチャレンジ」
浜松イノベーションチャレンジは、地元浜松の企業が集い、新たなビジネスを生み出すための複数社混合型のプログラムです。今年度で2回目の開催となります。株式会社エフ・シー・シー(クラッチ製造)が主催、浜松市が後援し、株式会社アルファドライブ(新規事業開発支援)がサポート、起業支援拠点FUSEが会場を提供しました。
今年度は株式会社エフ・シー・シー、株式会社ユタカ技研、株式会社サーラコーポレーション、須山建設グループ(須山建設株式会社・株式会社フレームアーツ)、そしてローランド ディー.ジー.から6チームが参加しました。
昨年度の模様はこちら
プログラムは昨年の10月から約4ヶ月半にわたり実施。参加チームはワークショップで事業開発手法を学び、他の企業のチームやメンターと交流しながら事業アイデアを練り上げました。そして、3月10日にFUSEで最終審査会が開催されました。参加企業や株式会社アルファドライブから招かれた審査員を前に、各チームがプログラムで開発した事業アイデアを10分間でプレゼンテーションし、審査・表彰が行われました。
最終審査会は浜松の起業家精神「やらまいか(やってみよう)」のポーズで締めくくられました
審査の結果、農業害虫可視化サービスを提案したエフ・シー・シーのチームAが最優秀賞を受賞しました。また、農家の使用燃料削減サービスを提案したエフ・シー・シーのチームBと思い出の品を新しい形で残すサービスを提案したローランド ディー.ジー.のチームが優秀賞に選ばれました。参加チームは、事業アイデアを自社に持ち帰り、さらなる発展を目指します。
思い出の品から日常をより豊かに
ローランド ディー.ジー.チームの発表
ローランド ディー.ジー.のチームは、子どもの工作などの大切な思い出の品を2つの方法でもっと身近に感じられるサービス「Smallia(スモーリア)」を提案しました。スマホアプリで3Dデータ化し、メタバースの仮想空間内に残す方法と、ミニチュアサイズに立体印刷して残す方法を提供することで、思い出の品から日常をより豊かで心温まる世界に変えることを目指しています。ローランド ディー.ジー.のパーパス「創造(ワクワク)をデザインする」に準じて、サービスの魅力を紹介しました。
このサービスは、小さな子どもを持つメンバーが、子どもが作った工作物などの保管に苦労していたことから着想を得たとのこと。社員や地元の幼稚園などにヒアリングを重ね、サービスの構想を練りました。社員の子どもが描いた絵や学生時代に制作したアート作品などの思い出の品を提供してもらい、ミニチュア化などの試作を行いました。
実際の思い出の品とミニチュアが参加者の注目を集めました
チーム名のTeam ASKは、3人のメンバーの名前の頭文字から命名されました。メンバーにプログラムでの取り組みを振り返ってもらいました。
松永彩花(左)
開発部門でインクの開発を担当
「チームメンバーがそれぞれの得意分野を活かして取り組みました。また、通常の開発業務ではなかなか接することができない顧客とやり取りができ、貴重な経験になりました」
松本將(中央)
開発部門でハードウェアの開発を担当
「顧客ヒアリングの手法を実践的に学ぶことができました。今後の開発業務にも応用していきたいと思います」
長島佳寿美(右)
デンタル市場や3Dものづくり市場向け加工機を扱う子会社DGSHAPE株式会社でマーケティングを担当
「チームメンバーの協力があったからこそ、最後までやり遂げられました。コンセプトをまとめ、伝える技術を業務にも活かしたいと思います」
Team ASKからのコメント
「活動にご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました!今後もご支援をよろしくお願いいたします」
ありがとうございました。今後の活動も楽しみにしています。