世界最大のデジタルアートバトル世界大会に協賛
2018年05月31日 イベント・展示会, デジタルプリンティング
5月12日と13日の2日間、デジタルアートバトルの世界大会「LIMITS Digital Art Battle World Grand Prix 2018(リミッツ デジタルアートバトル ワールドグランプリ2018)」が、東京の渋谷ヒカリエ ヒカリエホール(ホールA)にて開催されました。当社は、デジタル技術を活用したアーティストの創作活動を応援するためこのイベントに協賛。オフィシャルグッズの製作などに協力しました。
世界大会の模様
LIMITSは、アーティストが1対1のバトル形式でデジタルアート作品を制作し、審査員とインターネットからのオーディエンス投票の合計得点で勝敗を争うアートイベントです。アートをより多くの方に楽しんでもらいたい、そしてアーティストの活躍の場を広げたいという想いから生まれた、日本発の新たなエンターテイメントとして大きな注目を集めています。最大の特長は、完成した作品だけでなく、通常は見ることができない創作プロセスをエンターテイメントとして見せ、勝敗をつけること。アーティストは、バトルの直前にルーレットで決定したテーマを元に、わずか20分の制限時間内に即興で作品を完成させます。テクニックはもちろん、アイデア、スピード、ビジュアルストーリーテリング(制作プロセスをストーリーとしてどのように展開したか)などが試されます。
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2回目の世界大会となる今回は、日本、台湾、香港、韓国、アメリカで約400名が参加した予選を突破した国内外のアーティスト16名が集結し、トーナメント方式で賞金賞品総額1,000万円とワールドチャンピオンの座を競いました。会場には2日間で約1,000名が来場したほか、試合の模様はインターネットでも生中継され17,000名が視聴しました。
舞台上のアーティストが描いた作品がリアルタイムで大型スクリーンに映し出され、観客から大きな声援が送られる様子は、まるで音楽ライブやスポーツ競技会のよう。スクリーンには観客だけでなく、ネット中継で試合を見守るファンからの応援メッセージも紹介され、アーティストとファンが特別な時間を共有していました。バトルではアーティストがそれぞれの個性を発揮し、観客と一緒にその場で撮った写真をベースに作品を描く、最初に描いたモチーフの上から新たなモチーフを描くことでひとつの物語を見せる、作品のキーになるモチーフをバトル終了間際に描き加えるなど、自らの創造力とデジタル技術を融合した独創的な作品を作り上げていました。そして2日間の激戦を経て、初出場のAhmed Aldoori氏(アメリカ)がチャンピオンに輝きました。
「楽器✕暗闇」「命✕親友」などのテーマに沿ってバトルが繰り広げられました
創造力の限界に挑戦するアーティスト
優勝を飾ったAhmed Aldoori氏(アメリカ)
出場アーティストの皆さん
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http://limits.jp/
会場の協賛企業ブースでは、来場者がアーティストのような体験ができるさまざまな創作コーナーが設置され、当社ブースでは、好きな出場アーティストの作品とお客様の名前を組み合わせたオリジナルキーチェーンを、その場でUVプリンター「LEF-300」で印刷して販売しました。来場者の皆さんは、目の前でデザインがプリントされる様子に興味津々。「今日ここに来た良い記念になりました」「応援しているアーティストの特別なグッズが手に入って嬉しいです」と喜んでいただけました。また、ブースではUVプリンターでアーティストの作品をプリントしたキャンバスなども展示しました。
創作コーナー
当社ブース
出場アーティストの作品をプリントして世界に一つだけのキーチェーンを製作
UVプリンターが注目を集めました
来場者の皆さん
また、バトルの合間を縫って出場アーティストの皆さんも当社ブースを訪れてくださいました。UVプリンターやグッズをご覧いただき、「自分の作品がグッズになるのは面白いですね。ファンの皆さんだけでなく、私も記念に欲しいです!」「UVプリンターは繊細なアート作品だけでなく、こうした1点もののグッズを手軽に製作できるのがいいですね」などとリラックスした様子で楽しんでいらっしゃいました。
上田バロン氏(日本)とご提供いただいた特別作品
左から、アオガチョウ氏(日本)、Factory17氏(イギリス)、Angela Ho氏(オーストラリア)
左から、Kathmi氏(日本)、REIQ氏(ベネズエラ)、AKI氏(日本)
創造力の限界に挑むアーティストのパフォーマンスや作品の世界感を、観客も一体となって楽しむことができる、熱く、素敵なイベントでした。これから日本だけでなく、世界に広がっていくのが楽しみです。ブースにご来場いただいた皆さん、ご協力いただいたアーティストの皆さん、ありがとうございました!