駐リトアニア日本国大使が本社来訪
2024年04月04日 企業活動, デジタルプリンティング
ローランド ディー.ジー.本社に3月19日、駐リトアニア日本国特命全権大使の尾﨑哲氏が訪れました。当社は昨年10月にリトアニアに合弁会社DG DIMENSEを設立し、当社社員が同国初のビジネス駐在員となったことから、謝意を伝えるため来訪されました。
社長ら役員と面会 新本社棟を見学
社長の田部ら役員とリトアニア駐在員が尾﨑大使を出迎え面会した後、昨年11月に稼働開始した新本社棟を紹介しました。エントランスのギャラリーでは、当社の製品・技術で可能なさまざまなソリューションを紹介したほか、DG DIMENSE設立記念の展示もご覧いただきました。
浜松の自然を望める特徴的な執務エリアもご案内しました。尾﨑大使は「広々としていて木がふんだんに使ってあり、イマジネーションをかき立てられるだろうなと実感しました」と感想を話しました。
生産現場視察や実機デモも
開発・製造部門のある都田棟にもご案内しました。当社独自の生産手法である「D-Shop」の現場のほか、製品の実演をご覧いただき、当社が大切にしているものづくりの楽しさやそこから生まれる喜びをお伝えしました。また、日本とリトアニアの繁栄を祈願したオリジナルデザインのボトルとノートを、大使にプレゼントしました。デザインは当社社員が作成し、1月に発売した円筒状の素材にも対応したUVプリンター「VersaOBJECT MO-240」などでプリントしました。
日本とリトアニアの架け橋に
尾﨑大使は2021年10月の着任以来、日本企業のリトアニア誘致に力を入れてこられました。当社がリトアニアに進出したことに感謝を述べ、両国のさらなる友好関係構築に協力を求めました。
さらに大使は「モノを作っている現場に行かないと、その会社のことを理解できない。リトアニアでも見せてもらったが、ぜひ本社で見たかった」とし、現場を見ることの意義を語りました。
社長の田部は「(リトアニア進出で)日本の技術の高さを示し、両国の架け橋になれたら」と述べました。さらに「インテリアデコレーション市場におけるDIMENSEのプレゼンスを向上させることで、リトアニアのアピールにもつなげていきたい」と意気込みを語りました。
大使は「日本のモノは世界中に行き渡り、技術の高さは認められているが、人が海外に行って日本を伝えるということが苦手」と指摘。当社には「ものづくりをとてもユニークな形でやっている。日本を代表する企業として、世界で羽ばたいてもらいたい」と期待を寄せました。
DIMENSEによる壁面装飾の前で記念撮影