第2回虹彩よさこいに協賛 会場装飾に当社製品を活用
2024年03月18日 企業活動, デジタルプリンティング
ローランド ディー.ジー.は、3月10日に浜松駅周辺で行われた「第2回虹彩(にじいろ)よさこい」(虹彩よさこい実行委員会主催)に協賛しました。当社製品のプリンターを使用し、会場のパネルや写真展の作品を印刷。会場の彩りに一役買いました。
印刷技術で貢献
遠州鉄道・新浜松駅高架下のポップアップスペース「はままちプラス」では、フォトコンテスト入選作品の写真展が開催され、昨年の虹彩よさこいの様子を収めた作品7点をB1サイズ(728mm×1030mm)で、17点をA4サイズで展示。訪れた人は色鮮やかな写真に見入っていました。写真展会場には、高さ約2mの大型撮影パネルも設置され、多くの来場者の目を引き記念撮影に利用されていました。会場内は、映える写真を窓側に展示するなど、足を運びやすいように作品の配置が工夫されていました。
また、演舞会場に設置されたタイムテーブルも同じ大きさで、目当てのチームの踊りを見ようと来場者が確認する姿が見られました。
初の協賛 きっかけは
当社が虹彩よさこいに協賛するのは今回が初めてです。そのきっかけになったのは、社内有志のグループ「インスピレーション創発プロジェクト(インスピ)」代表の萩森が、プライベートでよさこいに取り組んでいたことでした。虹彩よさこいの関係者と知り合う中、自社の製品や技術で虹彩よさこいを盛り上げたいと考え、プロジェクト内で検討を開始。当社として協力することは、地域活性化に役立つだけでなく、社員のエンゲージメントを高めることにもなると、協賛につながりました。
萩森は「今回、出力での協賛という形でしたが、出力を行ったメンバーにとってはユーザー目線で製品を使用するという学びの場でもありました。納品にあたり、実行委員会の皆さまから、色の鮮やかさや画質の面で驚きや喜びの声をいただいた時は率直にうれしかったです」と喜びを語りました。さらに、「改めて当社製品の価値を感じる取り組みにもなりました。一方的ではなく、お互いに得るものの多い、良い形での地域貢献ができたことを誇りに思います。インスピチームでは、今後もお互いの意志を育む取り組みをしてまいります!」と、自社製品を活用した地域貢献に手応えを感じていました。
虹彩よさこい実行委員長の鈴木孝枝さんは、当社の協賛について「写真展の開催や撮影パネルの設置は、演者の喜びになるだけでなく、訪れた人の映えスポットにもなりました。踊りにとどまらない楽しみを、ローランド ディー.ジー.と作り上げることができて良かったです」と話しました。続けて、「虹彩よさこいとは、よさこいを通じて人が集まる架け橋」とし、「今後も地元企業などと手を取り合い、地域とのつながりを大切にし、浜松に来て良かったと思える祭りを続けていきたいです」と意気込みを語りました。
サイン印刷の技術生かす
当社の主力製品であるインクジェットプリンターは、主にサイン(看板やポスター)の製作に利用されています。今回、撮影パネルやタイムテーブルの印刷に使用したプリンターは、溶剤インクジェットプリンターのフラッグシップ機「TrueVIS VG3-640」。雨などに強く屋外での使用に最適です。さらに、特色のグリーンやライトブラックなど新しいインク構成で広い色域を実現し、豊かな色彩と滑らかなグラデーションを両立しています。印刷用紙の選定も、設置場所の状況を考慮し完成させました。
フォトコンテストの作品は、UVインクを使用するインクジェットプリンター「TrueVIS MG-640」で印刷。オレンジやレッドなどの特別な色のインクも使い、色鮮やかできめ細かな印刷ができる特長を生かしました。撮影者の思いが伝わるよう色調整も重ねました。
製作作業は2月下旬に実施。大きなものは、夜通しプリンターを稼働させて印刷しました。裁断やパネルへの貼り付けはプロジェクトのメンバーが協力し合い完成させました。作業には製品を使う機会の少ない部署の社員も加わり、自社製品への理解を深める場にもなりました。
地域への貢献 これからも
虹彩よさこいは、15年以上続いた「浜松がんこ祭」がコロナ禍で閉幕したことを受け、地元チームの有志が立ち上げたイベント。遠州地区でのよさこいの普及と浜松の活性化を目的に、2023年にスタートしました。今年は全国から集まった40チーム1000人超が踊りに参加。当日は晴天に恵まれ、多くの人が観覧に訪れた会場は盛り上がりを見せていました。
当社としては、浜松のにぎわいに貢献できたことに大きな意義を感じるとともに、多くの方に当社の製品・技術、そして楽しさを知っていただける機会にもなりました。社員も会社や製品への愛着がより深まったようです。
グローバルに事業を展開する当社ですが、今後も当社のパーパス「世界の創造(ワクワク)をデザインする」を軸に地域活性化への貢献を続けてまいります。