西田塗料株式会社

TrueVISレジンプリンター AP-640 第1号を西田塗料様に納品

2023年02月17日 デジタルプリンティング

2023年1月26日に発表発売した当社初のレジンプリンターTrueVIS AP-640を、お客様であり販売店様としても長年お付き合いいただいている西田塗料株式会社様に納品させていただきました。今回は、その設置に立ち会い、専務取締役の西田様(写真中央)、事業部長の堀川様(写真左)やオペレーターの方にお話を伺ってきました。
なお、今回は記念すべき納品第1号機ということでAP-640の開発プロデューサー馬場亮(写真右)も同行し、設置時の対応や使い方の説明、ユーザビリティーの確認をさせていただきました。

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初代プリンター以前からのお付き合い

西田塗料は建材等も含む各種塗料や塗料関連商材の販売、看板・ディスプレイ用資材の販売等を主な事業とされており、愛媛県松山市に本社をかまえています。西田塗料と当社のお付き合いは、1997年に発売された初代水性インクジェットプリンターCJ-70よりも前、当社がカッティングマシンを作っていた頃から始まっています。CJ-70や初代低溶剤プリンターのSC-500など歴代のインクジェットプリンターを複数台お使いいただき、2019年からは全国に12社あるクリエイティブパートナーズとしてローランド ディー.ジー.クリエイティブセンター愛媛を開設いただき、当社の歴史を長らく見守ってきてくださった大切なお取引先様です。
ローランド ディー.ジー.製品の販売もしていますが、ローランド ディー.ジー.製品以外の他社製品も所有されており、販売店として訪問している先のプリンターの故障で急ぎの印刷代行をされることもあります。

2023年1月末にVG3-640も導入済み

低溶剤プリンターVG3-640

2023年1月末に、同じくTrueVISシリーズの低溶剤プリンターVG3-640もご導入

Roland DG:当社製品を使ってどんな事業をされてますか。

西田さん:化成品販売事業部として、ローランド ディー.ジー.製品の販売や出力代行業が主です。お客様へのデモ用途と出力代行の為にローランド ディー.ジー.製品も複数台所有しています。お客様にもローランド ディー.ジー.ファンが多く、地域に割と根付いていて使いやすさや機能面に共感いただいています。売りっぱなしにならないようにしっかりとサポート体制を整え、製品のメンテナンスができることも売りにしています。出力代行をしているオペレーター経験者を営業に育成してきていることで、製品の良い所も悪い所も熟知しているので、そういった姿勢もお客様に伝わっていると思っています。日本国内は通常54インチ幅(約1300mm)のプリンターが多い中、要望は多くは無いのですが54インチではカバーできない約1600mm幅の印刷もしたいので64インチのプリンターを所有しているのもこだわりのポイントです。

当社の歴代製品を長年お使いいただいて、いかがでしょうか。

他社との圧倒的な違いは製品の起動が早く使いやすいので稼働率が高い点とRIPソフトの使いやすさです。VG3からは操作パネルもカラー液晶に改良されて直感的に使えるようになりました。またプリント&カットという印刷後にそのままカッティングができる機能をとても評価しています。別々の方が良いと言う方もいますが、一緒にできることのメリットの方が大きいです。
改善してほしいポイントとして声を上げた部分を過去に改良していただいた事もあり、日々製品の改善に努力をされている印象です。
他社製品も複数所有していますので、それぞれの製品の特性を生かして印刷データによって使い分けをしています。
※RIPとはラスターイメージプロセッサ(Raster Image Processer)の略で、各種アプリケーションで作成されたデータを印刷に適した形に変換する装置やソフトウェアのこと

日本国内はまだ溶剤が主流の中、レジンプリンター AP-640の早期導入に至った経緯

レジンプリンターAP-640

AP-640の発表時の感想と導入に至った経緯を教えてください。

レジンプリンターが出ると知った時には「やっときたか!」と直感で「良さそう!」と期待しました。壁紙の印刷の仕事を受ける事が増えていて、実は他社の水性プリンターを検討していたタイミングでした。昔所有していたローランド ディー.ジー.の製品で印刷した時にムラが目立ってしまったデータをAP-640で試しに印刷してもらったところ、綺麗にムラなく印刷できました。そして4色機(CMYK)とは思えないほど発色が良く、まるで低溶剤プリンターのようでした。実際に製品を見せてもらい、印刷速度の速さと黒ベタも綺麗に印刷できていたので、すぐに心は決まりました。

今後の活用方法はどのように考えてらっしゃいますか。

印刷速度が速いので短納期の物はAP-640で印刷していくことになると思います。低溶剤プリンターは乾燥時間を設ける必要があり印刷し直しが必要な場合には時間がかかってしまいますが、レジンプリンターはそういった懸念をしなくて済みます。速乾で乾燥時間が不要なので、印刷業務をしているオペレーターの時間的な負担が減らせる事も大きな魅力です。前述の通り、季節の変わり目に店舗内装飾の壁紙印刷の仕事を受ける事が増えていますので、壁紙印刷に注力していきたいと思っています。水性レジンプリンターは環境負荷も少なく、そういったことも含めてお客様に勧めていきたいです。

今後の展望

今後の御社の活動についてお聞かせください。

2月21日~2月22日でお客様をご招待して展示会を予定しています。クリエイティブセンターを活用しながら、色々なお客様に役立つ情報をどんどん発信していきたいと思っています。

西田塗料HP:http://www.nishidatoryou.co.jp/
西田塗料インスタグラム:https://www.instagram.com/nishidatoryou_kasei/
西田塗料Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100077651340087

取材のご協力、ありがとうございました。
当社の製品はプラットフォーム化で構造理解が進みやすくなり、納品設置時の組み立て手順も共通化され、サービスマンの負担も軽減することができました。それにより納品設置時間の短縮にも繋がっていますので、お客様のダウンタイムも短縮されています。操作性も共通化を進めており、更にユーザビリティーを追求しお使いいただく方々に満足していただける製品開発を推進していきます。