オリジナルマイカップでサステナ推進 社内プロジェクト発足
2024年06月17日 企業活動, デジタルプリンティング
ローランド ディー.ジー.では、社内カフェのゴミを削減するため、プロジェクトチームが自社製品を活用したオリジナルマイカップを製作。社内販売を行いました。
すぐに実現可能でサスティナブルな取り組み
当社は、2023年の本社新社屋稼働開始に伴い本社棟、都田棟それぞれカフェテリアコーナーを設置。コーヒーや紅茶などを自由に飲むことができ、多くの社員が日々利用するようになりました。その反面、使い捨てカップのゴミが問題になってきました。
当社はサステナビリティの基本方針を掲げ、さまざまな環境配慮の取り組みを推進しています。持続可能な未来のために今すぐ実現可能なこととして、使い捨てカップを廃止しマイカップへの切り替えを実施していきます。
使い捨てカップ廃止にあたっては、推奨カップを案内するだけでなく、当社のパーパス「世界の創造(ワクワク)をデザインする」を実現するような企画を行いたいという思いから、今回のプロジェクトが発足し、社内オンラインショップでの販売が実現しました。
オリジナルマイカップ社内販売までの道のり
「自社製品を使ってカップに加飾できたら面白いのでは」というアイデアから、オリジナルデザインを施す試みが始まりました。カップを選定し、テスト印刷をしましたが、最初に試した転写用紙を使った加飾は剥がれやすく耐久性に問題がありました。
そこで、デスクトップ型フラットベッドUVプリンター「VersaSTUDIO BD-8」でカップにダイレクト印刷する方法に変更。「BD-8」はカップなどのさまざまな形状や材質の立体物にダイレクト印刷が可能です。ロゴから小さな文字まで、高品質な印刷を実現します。デザイン制作はカップの曲面に合う、洗練されたデザインを試行錯誤しながら作り上げました。耐久性も印刷品質も納得のいくカップが出来上がり、ベージュとブラックの2色展開での販売が決定しました。
社内オンラインショップでの販売に向けて
販売開始を前に、カフェテリアコーナーにサンプルを展示。購入を検討している社員にデザインや形状を確認してもらいました。その結果、期間限定の販売でしたが予想をはるかに上回る受注数となり、プロジェクトメンバー全員が大きな喜びを感じました。
販売用カップの印刷にあたり、微細なズレを調整可能な治具を自作。プロジェクトメンバーが入れ替わりで印刷、箱詰めまで丁寧に行いました。カップの箱にはオリジナルメッセージシールを一つ一つ手作業で貼り、購入してくれた社員のみなさんに感謝の気持ちを込めました。
オリジナルマイカップのお渡し
完成したオリジナルマイカップをお渡しする日がやってきました。カップを手にした購入者は「デザインに惹かれて購入しました」と楽しみにしていてくれた様子でした。早速コーヒーを注いでカップを利用する方もいて、プロジェクト担当者は「自分たちが思っていた以上に社内の反響が大きくて驚きました。会社だけじゃなく自宅でも使いたいと、個人で複数のカップを購入してくれた社員もいて大変うれしかったです」と喜びを表していました。
今回のプロジェクトは社内オリジナルグッズ製作を通じて社員の一体感を醸成し、エンゲージメントを高めることを目指して活動してきました。多くの反響があり、手応えを実感できる活動となりました。当社製品を活用してグッズ製作から販売まで手掛けているお客様の目線で考える機会になり、新たな発見にもつながりました。当社は「世界の創造(ワクワク)をデザインする」活動を続け、新しいアイデアを生み出していきたいと思います。
今後、このオリジナルマイカップに追加で加飾を施す体験会を予定しています。自分の名前やデザインを印刷し、自分だけのオリジナリティあふれるカップを作ります。引き続き加飾体験会の様子もご紹介していきたいと思います。