Global SE Awards 2018世界大会出場者インタビュー(1)
2018年03月29日 企業活動
ローランド ディー.ジー.製品の修理・メンテナンスに携わるサービスエンジニア(以下、SE)の精鋭たちが知識やスキルを競い合う技能コンテスト「Global SE Awards 2018」。4月23日から開催される世界大会を前に、世界各地の予選を勝ち抜いた代表者28名の中から3名に登場いただき、日々どのようにサービスの仕事に取り組んでいるかについて語っていただきました。第1回は、アジア・パシフィック地域代表のひとり、内海 翼さん(写真左から2人目)に話を聞きました。
プロフィール
Global SE Awards 2018世界大会(3D/デンタル加工機部門)
アジア・パシフィック地域代表
内海 翼(日本)
所属先:エー・ティー・シー株式会社
Roland DGエンジニア歴:4年
”お客様と丁寧にコミュニケーションを取ることや観察力を大切にしています”
これまでのキャリアや、SEになろうと思ったきっかけを教えてください。
SEの仕事を始めてから15年ほどになります。これまで、インクジェットプリンターなどのメンテナンスを幅広く経験しており、2015年から、歯科用ミリングマシンのメンテナンスに携わっています。子供の頃から手を動かしたり、機械をいじることに興味があったので、好きなことに関わる仕事に就きたいと思い、自然とSEを目指すようになりました。
ローランド ディー.ジー.のサービスの良いところは何だと思いますか?
歯科技工業界のお客様には、海外メーカーの製品をお使いの方も多いのですが、お困りの時に十分なサポートを受けられるかどうか不安との声もよくお聞きします。その点、ローランド ディー.ジー.は製品を知り尽くした私たちSEがすぐに駆けつけ、丁寧にテクニカルサポートを行うことができるためたいへん満足いただいています。
SEとして働くうえで大切にしていることを教えてください。
お客様の話にしっかりと耳を傾け、丁寧に粘り強くコミュニケーションを取ることを大切にしています。メンテナンスの依頼をいただいた時には分からなかったことも、お客様と直接お話しすることで細かい部分まできちんと理解することができます。また、現場での観察力も重視しています。マシンの状況をじっくりと観察することで、ちょっとした変化やおかしな点を見抜くことができ、それが解決の糸口になることがよくあります。
サービスの仕事をしていて嬉しかったことは何ですか?
仕事を再開できたお客様から、「ありがとう!」と感謝の声をいただけるのは本当に嬉しいことです。私は、仕事が止まって困っているお客様を救うことがSEの使命だと思っています。ですから、お客様を訪問する際には、予定時間内にマシンを復旧させられるように、必ず綿密な修理計画を立ててから向かうようにしています。
また、現場で難しい症状に直面した時に、自分の知識や経験を最大限に活用して、問題を解決できた時は大きな喜びを感じます。日頃からあらゆる解決方法をシミュレーションできるように、他のSEの修理履歴やレポートを参考にすることを心がけています。
サービスの仕事での失敗談や、そこから学んだことがあればお聞かせください。
以前、修理に想定以上の時間がかかったため、時間の都合で最終チェックが甘くなってしまったことがありましたが、後日同じ症状が再発してしまい、結局、もう一度訪問しなければいけない事態になってしまったことがありました。それからは、必ず全ての作業がきちんとクリアできたかどうか、最終チェックを確実に行うようにしています。
最後に、仕事以外で楽しみにしていることがあれば教えてください。
休日に友人と一緒にバイクでツーリングに出掛けるのが楽しみのひとつです。普段の仕事では、一人でメンテナンスに取り組むことが多いので、良い気分転換になっています。
次回は、アメリカ地域の代表者のインタビューをお届けします。
Global SE Awards 2018のウェブサイトでは、大会の詳細や、他の世界大会代表者の意気込みなどをご紹介しています。あわせてご覧ください。
【追記】都合により、一部内容を編集しました。