世界最大のクリエイターの祭典「Adobe MAX 2019」で最新のテクノロジーを紹介
2020年01月07日 デジタルプリンティング, イベント・展示会
ロサンゼルスで開催された世界最大のクリエイティブイベント「Adobe MAX 2019」。当社のアメリカの販売子会社Roland DGAとアドビが協力し、デザイナーやアーティスト、写真家やその他のクリエイティブな参加者にデザインやアート作品から付加価値を生み出すデジタルプリンティング技術を紹介しました。
ローランド ディー.ジー.のデジタルプリンティング技術をAdobe MAX 2019で体験
アドビが年に一度開催する「Adobe MAX」は、基調講演やワークショップなどのイベントが盛りだくさんのクリエイターの祭典です。新たなインスピレーションやクリエイター同士の交流を求めて世界中のクリエイターが集まります。Adobe MAX 2019は2019年11月2日と3日にプレイベント、11月4日から6日にメインイベントが行われました。
Adobe MAXの詳細はこちら(英語)
Adobe MAX 2019では、Roland DGAとアドビが最新のデジタル技術を体験できるブースを展開。約19,000人が来場しました。体験型プログラムとして、樹脂などに直接印刷できる当社UVプリンターの最新モデル「VersaUV LEF2-300」とAdobe Illustratorを活用し、参加者と一緒にオリジナルのラゲッジタグを作りました。多くのクリエイターが、会場で得たインスピレーションをもとに自分だけのタグを作りました。
UVプリンター「LEF2-300」でプリントされたラゲッジタグ
ブースの担当者が次々と新しいデザインのラゲッジタグを追加します
イベントが開催された3日間、来場者はスタッフのサポートのもと、アドビのアプリケーションを活用してラゲッジタグをデザイン。当社の出力ソフトウェア「VersaWorks 6」とUVプリンター「LEF2-300」でタグにプリントしました。イラストやデザイン、メッセージ、企業ロゴ、家族の写真などからたくさんの個性あふれるタグが生まれました。
グラフィックデザイナーのSkylar Moweryさんはインパクト抜群の恐竜のタグをデザイン
マーケティングコミュニケーションスペシャリストのAmy Xiaさんは、ちょっと不気味でおしゃれなタグを作りました
コミュニケーションコーディネーターのNicole Mozurekewichさんは、お気に入りの場所をタグにプリント
タグのデザインを作成中のソフトウェア開発者Dave Aronsonさん
Roland DGAのグラフィックデザイナーCarl Santiagoは、UVプリンターLEF2-300で印刷するためにAdobe IllustratorのファイルをVersaWorks 6にエクスポート
Roland DGAのGarrett Smawleyが参加者一人ひとりのためにタグをプリントしました
ブースの長蛇の列や参加したクリエイターの反応から、皆さんが楽しんでいただけたことが伝わってきました。「自分で作ったデザインでラゲッジタグができあがるのを間近で見られてうれしかった」との声をいただきました。
Roland DGAのスタッフも参加者とコミュニケーションを取りながら製作をサポート。Roland DGAのグラフィックデザイナーCarl Santiagoは「クリエイターの皆さんと印刷やデザインに関する知識を共有するとても良い機会になりました。当社のプリンターで実現できるものに驚いていただきうれしく思います」と話しました。
創造性を刺激するプログラムをプレイベントでも実施
11月2日と3日のプレイベントでもRoland DGAとアドビが共同でワークショップを開催しました。ワークショップでは「死者の日(10月末から11月にかけてメキシコなどで行われるお祭り)」をイメージしたデザインを作成し、UVプリンター「LEF2-300」で木製パネルにプリント。完成した作品は11月4日から6日のメインイベントの会場で披露されました。
プレイベントのワークショップで製作された「死者の日」モチーフの作品。すべてUVプリンターでプリントされています
Adobe MAX 2019の会場では他にも、Roland DGAとASUSが共同でAdobe Illustratorと当社プリンターを使って自分だけのノートパソコン用のステッカーを作るコーナーを提供。参加者がデザインしたステッカーは、デスクトップサイズのコンパクトなインクジェットプリンター「VersaSTUDIO BN-20」を使ってその場でプリントされました。
ASUSブースで参加者がデザインしたステッカーをインクジェットプリンター「BN-20」でプリント
Adobe MAXは印刷、3D、ソフトウェア、アートなどの分野の最新のソリューションを体験する機会にあふれたイベントでした。クリエイターが集い創造性を刺激し合うイベントとしてますます注目されるAdobe MAXに参加でき、うれしく思います。