手軽な価格と操作性を実現。プリンター間のカラーマッチングを身近にする濃度計VW-S1登場

業務用インクジェットプリンターを製造・販売するローランド ディー.ジー.株式会社は、プリンター間のカラーマッチング（色合わせ）を手軽に行うための濃度計「VW-S1」を世界同時発表いたします。

当社インクジェットプリンターに標準付属されている出力用ソフトウェア「VersaWorks（バーサワークス）6」の機能のひとつに、プリンター間の色の個体差を補正する“カラーマッチング機能^※”があります。この機能は、色を合わせたいプリンターでそれぞれ同じカラーチャートを印刷し、その結果を測色計で測定することで、個体差を数値で比較して自動調整します。このプロセスの中で必要不可欠な測色計は、これまでお客様に別途ご購入いただく必要がありましたが、一般的な市販品は十数万円以上の投資が必要となるため、「色合わせの重要性は感じているものの、あまり費用を掛けたくない」「新しい機器の操作を覚えることを考えると導入を見合わせてしまう」などのご意見をいただいておりました。

本日発表する新製品VW-S1は、こうしたお客様のニーズを受け、「導入しやすい価格」と「誰もが簡単に使える操作性」をコンセプトに開発された、VersaWorks 6のカラーマッチング機能専用の濃度計です。
色合わせに必要な「濃度測定」に機能を特化することで、一般的な測色計の約1／2の低価格を実現しました。また、VersaWorks 6の画面上で指示されたカラーチャートの該当色に、VW-S1の先端部を当ててボタンを押すだけのシンプルな操作性も併せて実現。4色のカラーチャートの場合で約1分半、6色のカラーチャートの場合でも約2分という短時間で測定が行えます。さらに、本体は、小型ペンライトのような超コンパクトサイズとなっているため、扱いやすく、持ち運びも便利で、設置場所を心配する必要もありません。

プロジェクトマネージャーの高橋 康司は、「ひとつのお仕事を複数台のプリンターを使って分担する場合には、それぞれのプリンターの出力結果ができる限り均一であることが求められます。VW-S1を使えば、誰もが手軽にカラーマッチング機能をご利用いただけるようになり、一貫した色表現による安定した出力業務がより身近になります。また、経年変化やヘッド交換などで、導入時と微妙なズレが生じてしまったプリンターを元の色に合わせることも可能ですので、リピートオーダーにも安心して対応いただけます。これからも我々はお客様のニーズにきめ細かくお応えすることで、出力業務の質と効率の向上、そして創造的なビジネスの実現に貢献していきたいと考えています」と述べています。

※プリンター間のカラーマッチング機能は、同一機種のプリンターで、同じ種類・組み合わせのインクを使用する場合にのみ有効な機能です。また、出力の際は同じメディアタイプや印刷品質などの出力設定を使用する必要があります。

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主な仕様

製品名	VW-S1
外形寸法／重量	25（幅）×25（奥行）×100（高さ）mm／23g
インターフェイス	USB 2.0
標準価格（本体）	オープン価格
発売時期	2020年9月16日（水）

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