製品ニュース

2015年10月05日

ローランドディー.ジー.株式会社

UV-LEDインクジェットプリンター VersaUVシリーズ用に新開発した「EUV4インク」を発表

大容量の500ccインクカートリッジを採用し、大量印刷をサポート

業務用インクジェットプリンターや3次元ものづくりツールを製造・販売するローランドディー.ジー.株式会社は、 UV-LEDインクジェットプリンター「VersaUV（バーサユーブイ）シリーズ」専用の「ECO-UV（エコユーブイ）インク」の新製品として、「EUV4インク」を本日発表しますのでお知らせいたします。なお、発売は2016年1月を予定しており、現行のインクも継続して販売いたします。

ECO-UVインクは、当社がVersaUVシリーズ用に開発したインクです。UV（紫外線）照射で硬化する特殊なインクで、紙やフィルム、樹脂や皮革など多様な素材に印刷できることから、広告・看板の製作用途のほか、スマートフォンカバーやステッカーなどのオリジナルグッズの製作、各種パッケージや工業製品の試作などに幅広く活用されています。

この度、発表しましたEUV4インクでは、印刷業務の効率化と、高品位な印刷表現を主眼に、仕様や成分を見直しました。お客様からのご要望にお応えし、現行の220ccインクカートリッジに加え、500ccの大容量インクカートリッジを採用。大量印刷時のカートリッジ交換の手間を減らすことで作業の効率化をサポートし、220ccに比べ1cc当たりの単価を抑えた価格設定で、ランニングコストの低減にも貢献します。また、インクが硬化する際の素材の収縮を軽減すべく成分を変更。パッケージ試作やオリジナルグッズ製作で使われる、薄手のフィルムや樹脂などの素材に印刷する際の素材の変形を防ぎ、より美しい仕上げを実現します。

当社はデジタル印刷の可能性を幅広い印刷用途に訴求すべく、2008年にUV-LEDインクジェットプリンターのVersaUVシリーズを立ち上げ、これまでに7機種を展開してきました。さまざまな素材に印刷できる特性や、グロスインクを使用したエンボス（盛り上げ）加工やニス引き仕上げ、さらには、板材や最大100mmまでの高さの立体物に直接印刷できる機種の展開は、印刷の用途と表現の幅を大きく広げています。当社は今後も、デジタル印刷の可能性を追求し、お客様のイメージをカタチにする新たなソリューションを提案してまいります。

EUV4インクの特長

1. 幅広い用途に適した、高画質で安定した印刷を実現
2. 500ccの大容量インクカートリッジで、低コストでの大量印刷が可能
3. インク硬化時の素材の収縮を軽減
4. 従来インクと比較して、印刷時の臭気を半減*
*当社調べ

主な仕様

製品名	紫外線硬化インク「EUV4インク」
容量	220cc ／ 500cc
品番（220cc）	EUV4-CY（シアン）、 EUV4-MG（マゼンタ）、 EUV4-YE（イエロー）、EUV4-BK（ブラック）、 EUV4-GL（グロス）、EUV4-WH（ホワイト）
品番（500cc）*1	EUV4-5CY（シアン）、 EUV4-5MG（マゼンタ）、 EUV4-5YE（イエロー）、EUV4-5BK（ブラック）、 EUV4-5GL（グロス）
対応プリンター（220cc）	LEJ-640、LEC-540、LEC-330、LEC-300A、LEC-300、LEF-20、LEF-12
対応プリンター（500cc）*2	LEJ-640、LEC-540、LEC-330、LEC-300A、LEC-300
標準価格	220cc： 9,800円（税抜）／ 500cc: 19,500円（税抜）