製品ニュース
2010年10月29日
ローランド ディー.ジー.株式会社
業務用大型インクジェットプリンターの出荷台数が累計10万台を突破!
ローランド ディー.ジー.株式会社(本社:静岡県浜松市北区新都田1-6-4/代表取締役社長:冨岡昌弘/資本金:36億68百万円)では、業務用大型インクジェットプリンターの累計出荷台数が10万台を突破いたしましたので、お知らせいたします。
デジタル技術の発展により、パソコンやデジタルカメラなどのデジタル機器やコンピュータグラフィックの活用がより身近なものとなるにつれ、写真やイラストを使いフルカラーで表現する屋外看板(サイン)や店内装飾(POP)などをはじめとする大判出力のニーズが増加し、業務用大型インクジェットプリンターが幅広く使われるようになってきました。
当社では、1997年の第1号モデル※1の発売以来、「高画質・高品位」のブランドイメージのもと、全世界のサイン市場を中心に世界初・業界初の製品やサービスを提供し、新たな用途開発と市場開拓および育成に取り組んでいます。
製品では、プリント機能とプリントした図柄の輪郭を切り抜く機能を一台に凝縮した独創的な「プリント&カット」、またインクの開発においては水性顔料インクや市販のビニールシートに手軽に印刷できる環境配慮型の溶剤インクなどを業界に先駆けて投入し、お客様のビジネス成長を促進する新たな付加価値の提供に努めてまいりました。
そして昨年には、これまでインクジェットプリンターでは表現できなかった金や銀などのメタリックカラー印刷を可能にする世界初のメタリックシルバーインクを搭載した「SOLJET PROⅢ XC-540MT※2」を発売。その後もシルバーインク対応機種を拡充し、メタリックによるサインの新時代創造に取り組んでいます。
さらに中小規模のお客様の業務用途に合った機能や低価格のスタンダードモデル「VersaCAMM SPシリーズ※3」の投入をきっかけに、サイン市場周辺のさまざまな用途でも業務用プリンターの普及を図りました。シール・ラベル作成やオリジナルTシャツの作成、販売促進物の内製化など幅広いユーザー層まで裾野をひろげ、業務用プリンターの市場拡大につなげてまいりました。近年では、先進国のみならず経済発展にともなってサイン市場が拡大している新興国においても普及が始まっています。
一方でサイン以外の市場に向けて、2008年には当社初となるUVプリンターを投入し、印刷分野を対象に新たな市場開拓を進めています。UV(紫外線)を照射してインクを硬化させるUV-LEDインクジェットプリンター(以下UVプリンター)「VersaUVシリーズ※4」は、UV照射装置にLEDを採用しており、一般的に使われていたハロゲンランプに比べて圧倒的な低消費電力やメンテナンスの低減を実現しています。また工場設備として使用される従来のUVプリンターとは異なり、デザイン性や個性を重視する商業印刷分野に向けた新しいコンセプトのUVプリンターです。多彩な素材へのダイレクト印刷と高級感のある光沢仕上げや厚盛り印刷などの特殊印刷を可能とするほか、印刷工程やコストを削減できます。UVプリンターによるデジタルプリントは、多品種少量への対応に加えてこれまでにないデザインによる付加価値を求める印刷業界だけでなく、製造業のデザイン試作の内製化用途としても注目されています。
またこれら製品展開や市場開拓だけでなく、お客様により一層満足いただけるようビジネス支援にも注力しています。用途事例やアイデアを集めてお客様一人ひとりに合ったビジネスを提案する「ローランド ディー.ジー.クリエイティブセンター」や、製品やソフトウェアのトレーニングを行う「ローランド ディー.ジー.アカデミー」、そして購入前の相談から購入後のメンテナンスサービスまで安心安全にご使用いただくための「ローランドディー.ジー.ケア」など、業界に先駆けてトータルサポート体制を構築。こうしたサポートは国内のみならずグローバルに張り巡らせた販売網を活かして世界均質で展開しており、現在では133の国や地域へ製品・サービスを提供しています。
当社では今後も、ビジュアルコミュニケーションに携わるさまざまな分野のお客様に向けて、インクジェットプリンターによるデジタル化の強みを活かした製品やサービスを通じて新たな付加価値を提供し、デジタルプリンティング市場の発展に努めてまいります。
*文中の世界初、業界初の表記はいずれも発売当時のものです。
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