企業ニュース
2008年12月11日
ローランド ディー.ジー.株式会社
ローランド ディー.ジー.都田事業所 増築完了のお知らせ
ローランド ディー.ジー.株式会社(本社:静岡県浜松市北区新都田1-6-4/代表取締役社長:冨岡昌弘/資本金:36億68百万円)は、2008年3月より生産拠点である都田事業所の増築工事を進め、このたび予定通り11月に工事が完了し、12月1日より稼動を開始いたしました。
今回の増築にともない、都田事業所外に設けていた部品倉庫や梱包用材料倉庫、完成品置き場などを都田事業所に移動いたしました。これにより部品のピッキングから生産、梱包に至るまで分散していた物流機能を集約、一箇所で完結できる体制となりました。従来、本社と都田事業所を往来していた部品運搬のためのトラック便を廃止して物流費を削減できるほか、部品供給と生産工程を直結させることで無駄を省き、当社独自の1人1台セル生産方式「D-shop」(「新・デジタル屋台」)の特長を活かした「必要なときに必要なものを必要なだけ生産する」フレキシブル生産の徹底を推進します。さらに完成品の梱包から出荷までの工程を同事業所内で完結させることで、総合的な物流ロスの低減によるコスト削減を図ります。
今回の増築部分には、断熱性能が高い屋根材や外壁材を採用するとともに省電力型空調システムを導入。トラック便の廃止などとあいまって、年間40トン分の二酸化炭素削減効果を実現します。同時に既存工場と同様、東海地震に備えた免震構造を採用しております。「人と環境に優しいデジタルファクトリー」の理念のもと、環境負荷低減だけでなく従業員の安全確保にも配慮いたしました。
また、生産工程の効率化や生産エリアの有効活用を図る改善・改革も推進しており、最近では、一部の部品組立てに自動化を取り入れました。付加価値の高い組立て作業は従来通り人間が「D-shop」で行う一方、共通して使用する部品で使用量が多く単純な組立て作業については自動組立て装置で行うことで、組立て時間の短縮や組立てスペースの削減を実現しました。さらに自動組立て装置のエリアには専用ルームを設けてクリーン度を確保するなど、品質の向上にも努めています。
今後も絶えず高効率なものづくりを追求していくことで、将来の事業成長に備えて生産能力を高めるとともに、最先端のものづくり拠点を目指してまいります。
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