ローランド ディー.ジー.　都田事業所増築決定のお知らせ

ローランド ディー.ジー.株式会社（本社：静岡県浜松市北区新都田1-6-4／代表取締役社長：冨岡昌弘／資本金：36億68百万円）は、生産能力を強化するため生産拠点である都田事業所の増築を決定いたしました。

昨今、ビジュアル表現の機会が多様化し当社主力事業である業務用大型プリンターの市場拡大が進むなか、ローランド ディー.ジー.では顧客ニーズに応えるべく製品の対応分野や用途を広げ、市場の発展を牽引してまいりました。
当社では2005年12月、年間連結売上高400億円に対応できるよう工場「都田事業所」を建設し、生産能力の増強とともに効率化を進めてまいりましたが、好調な需要増により今期（2008年3月期）の連結売上高を448億円（前期比24％増）と見通し、現在の生産規模を上回る事業規模の変化が予想されるため、工場の増築によって生産対応力を現在の約1.5倍となる625億円に引き上げます。増築費用（概算）は12億円を予定し、自己資金で充当します。

増築部には従来同様に免震構造を採用。鉄骨造の3階建で、1階と2階を現在の建物に連結し生産エリアを拡張するほか、本社に設置していた製造用部品倉庫を移動します。本社と工場を往来していた部品運搬のためのトラック便の廃止による物流費の削減とともに部品供給と生産の同期性を高めることで「必要なときに必要なものを必要なだけ生産する」フレキシブル生産の徹底を図ります。

都田事業所では1人1台セル生産方式「D-Shop」(「新・デジタル屋台」)の特性を高める設計を採用しています。生産変動に応じて迅速にセルの設置・移動が行えるよう柱数を最小限に抑え、セル配置の自由度を上げるために電源を天井配線の可動式にするなど、生産現場のノウハウを活かした設計で効率化を促進しています。同時に、東海地震に備えた免震構造の採用や省エネ／創エネ設備の導入など、従業員の安全確保や環境負荷の低減にも取り組んできました。今後も「人と環境にやさしいデジタルファクトリー」として最先端のものづくり拠点を目指し、ものづくりの可能性を追求してまいります。

なお、工場増築の工事は、2008年3月着工で同年秋竣工の予定です。

基本コンセプト
1. 連結売上高625億円に対応した生産体制の構築
2. 生産・倉庫スペースの一体化による生産効率向上と物流コストの低減
3. 究極のフレキシブル生産の効果発揮（フレキシブル、高品質、高効率、防塵）
4. 働く人に安全、安心、快適な環境
5. 環境負荷低減に配慮

都田事業所増築の概要
所在地：静岡県浜松市北区新都田一丁目1番3号（都田テクノポリス工業団地内）
土地：都田事業所敷地内で現行生産建物を北側に延長（増築建物面積 48m×60m＝2,880m²）
構造：鉄骨造3階建、免震構造

	現在	増築後
生産能力	400億円	625億円
敷地面積	27,709m2（8,382坪）	変更なし
建築面積	6,049m2（1,833坪）	9,584m2（約2,600坪）
延床面積	9,801m2	18,409m2
建築構造	鉄骨造/2階建	鉄骨造/3階建（増築部）
緑化面積	8,924m2	7,085m2
収容人員	300名	450名
建築費用	23億円（土地取得費用を含む）	12億円（概算）

※ 増築費用は自己資金で充当します。

以上

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ローランド ディー.ジー.株式会社
広報・IR室　
〒431-2103　静岡県浜松市北区新都田1-6-4 　 TEL：053-484-1400 / FAX：053-484-1260