製品ニュース
2007年02月19日
ローランド ディー.ジー.株式会社
裏紙不要でメッシュターポリンへのダイレクト印刷を実現 ADVANCED JET AJ-1000専用「メッシュメディア用印刷ユニット」発売のお知らせ
ローランド ディー.ジー.株式会社(本社:浜松市新都田1-6-4/代表取締役社長:冨岡昌弘)は、業務用大型インクジェットプリンター「ADVANCED JET AJ-1000」専用のオプション品として、メッシュメディア用印刷ユニット「MU-1000」を発売いたします。
MU-1000は、AJ-1000の用紙搬送部に装着することでメッシュ(網状)素材への印刷を可能にします。近年では、建設現場やビルの壁面など街のさまざまな建造物が広告媒体として活用されていますが、これらの大型屋外広告に有用となるのがメッシュターポリンです。
メッシュターポリンは、主に塩ビ(PVC)素材を格子状の網にしたメディアで、養生シートとも呼ばれています。空気を逃がすことができ、非メッシュ生地に比べ重量が軽いため、風の影響を受けやすいビル密集地や高層建築の垂れ幕に用いられています。また、最近は店舗のタペストリーやイベント装飾用にも利用分野が拡大しており、インクジェット印刷に適したメディアも増えています。
一般的なインクジェット方式の場合、そのままでは印刷中にメッシュを通過したインクを吸収できないため、印刷にはインク吸収用の裏紙(ライナーと呼ばれています)が付いた専用メディアを用意する必要があります。MU-1000は、印刷中に網目を通過したインクを専用の「とい(樋)」で受け、廃液タンクに流すシステムを採用することで問題を解消しました。結果、安価なライナー無しのメディアを利用できるため、出力コストを抑えることが可能です。
さらに、ユニット本体はユーザーによる着脱を可能にしており、仕事に応じてメッシュと非メッシュを使い分けられます。
ADVANCED JET AJ-1000の用途を拡大するメッシュメディア用印刷ユニット「MU-1000」は、2月19日(月)発売開始いたします。
参考資料
メッシュ印刷の主な用途
メッシュメディア用印刷ユニット「MU-1000」特長
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印刷時にメッシュを通過したインクは、”とい”に落ちるため、インクがメディアの裏に写りません。”とい”は傾斜しており、受けたインクを廃液タンクに流します
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さまざまなメッシュ素材への印刷に対応
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専用の取手が付属しており、容易に着脱可能
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